何處難忘酒 天涯話舊情
青雲俱不達 白髪遞相驚
二十年前别 三千里外行
此時無一盞 何以叙平生

何れの処か酒を忘れ難き、天涯旧情を話す。青雲俱に達せず。白髪逓に相驚く。二十年前に別れ、三千里外に行く。此時一盞無くんば、何を以てか平生を叙せん。

白居易(白楽天)の詩である。
学生時代にお互いの夢を語りあった友は皆、挫折しその夢を諦めて現実を生きてきた。
まさしく「青雲俱に達せず」である。
まあ、それもいいじゃないか。
青春時代の思い出を共有した友と酒を酌み交わしたいものだけれど、数少ない友達のうちで最も親友であった男は先に逝った。
僕とても、余命は手足の指の数には及ばないだろう。
残った旧友とは、機会を作って何度でも会っておきたいと思う。