キリストの顔

この画像は、マンチェスター大学法医学教室がエルサレムで大量に発見された紀元1世紀のユダヤ人の人骨群の中から当時の典型的なユダヤ人男性の頭がい骨を選出して復元したもの。
イエス・キリストの顔というよりも、当時のユダヤ人の男性の典型的な顔だけれど、まあ、イエス・キリストはもう少しイケメンだったにせよ、たぶんこんな感じだったと思う。


この画像はイエス・キリストの遺骸を包んだとされる聖骸布に残る痕跡から、CGで再現されたイエス・キリストの顔。
ルネサンス期の宗教画でイケメン白人として描かれ世界に浸透し信者が信じている顔に近いから、こっちを支持する人のほうが多いだろう。
聖骸布に包まれていた遺骸が拷問によって死亡したことが、付着した血液の分析で判明したらしいけど、だからイエス・キリストだったというのは飛躍だな。
カトリック教会が認めているという言うから、余計に信用できない。

キリスト教の教祖はローマ帝国のコンスタンティヌス1世だろう。
彼によってローマ帝国でキリスト教が公認されローマの司教が聖ペトロの後継者であると自ら宣言し「神の国に入るための鍵」を持っているとされた。
そして最初の公会議で定められたニケア・コンスタンティノープル信条をもって、宗教としての枠組みがスタートする。
その意味では、イエス・キリストの偶像はローマ人っぽい方が正解だと言えなくもない。