このキャラクターは僕が「ぱんぷきん」誌上で生み出した“たくろう”という名前の犬である。
作品面で「ぱんぷきん」が僕に残したものは、このキャラクターぐらいである。
僕はこの同人誌において、少なくとも描き上げた直後ぐらいは満足感を感じる作品を、ついに発表することはなかった。

調べてみたら、青焼きコピーの漫画同人誌「ぱんぷきん」の創刊は、高校2年だった1974年の8月1日となっていた。
それから大学生となった78年頃までの間に、全部で6冊出したと思う。
高校生の時に僕が企画し生み出した同人誌であるので、編集者としては唯一無二の思い出である反面、漫画作家としては忘れたい黒歴史という、皮肉な同人誌なのです。