2001/02/02-2001/02/25

■2001/02/25
このところ仕事がたて込み、休日も出勤してこなしております。 今月が28日しかない事も原因のひとつとなっておりますが、 このままでは今月のWEB紙芝居は無しになりそうですね。 たいしたものを作っている訳ではないのですが、下手な絵でも作るのに時間がかかるので、やっぱり無理かな~。

さて、このサイトに来てくれる人たちの中には、GIF問題に絡んでPNG・MNGの情報を求めていらっしゃる方も多いみたいですね。 たいした情報がなくて大変申し訳ありません。リンク集に掲載しているサイトを巡っていただければ、知りたい事を入手出来ると思います。 ただ、私はGIF(正確にはGIFの圧縮技術)の特許が有料化された事に反発して、GIFを排斥する立場をとりません。 まだまだWWWではGIFの方が実用的です。訴えたいことは、インターネット上で軽視されがちな著作権・肖像権・特許権といった諸権利の尊重です。 LZW圧縮法(GIFの圧縮法)の技術特許が一企業の私有財産であり、かの企業が使用料を求め始めた以上、それを支払って使うことが筋でしょう。 ライセンスを取得してGIFを使うべきだと思います。しかし、そうしないからといって、摘発を受けることはないでしょう。 正直者が損をすることになりますが、損をしても正直者でいようという愚直さが、現代(インターネット)には必要なんですよ。
私は今更、過去の遺物となりつつあるGIFの使用に投資する気には、なれないのですけれどね。

■2001/02/10
他の地域のことは知りませんが、私の住んでいる地域(それもかなり広範)で気になる言葉遣いがあります。
例えば8000円の買い物をして一万円札を出すと「1万円からお預かりします」と言うのです。
専ら若い人たちが使う言葉遣いなのですが、一万円から何をお預かりするつもりなのでしょうか。 商品代金?預かると言うのなら、いずれ返してくれるんでしょうか。
正しくは「一万円をお預かりします(この中から商品代金を頂き差し引き金額をお返しします)」と言うべきであり、 からを使いたいのなら「一万円から(商品代金を)頂きます」が妥当であると思います。

■2001/02/07
エリート銀行員がボウガンで猫を撃つ事件がありました。どうしてそんな可哀相な事が出来るのか? と思うのですが、穿った考え方をしてみると、ゴキブリをスリッパで叩き潰しても可哀相だなんて(私は)思いませんよね。 猫の場合は可哀相でゴキブリなら可哀相じゃない、っていうのは、私の価値観に過ぎないでしょう。 人の感覚は様々ですから、ゴキブリだって可哀相だと思う人も居る可能性はあります。 鰹の活き作りはいいけど、海豚の活き作りは残酷だというのも、ひとつの価値観に過ぎません。 上述の事件に対する私の憤りの本質は、猫への同情ではなく、飼い主への同情ですね。 愛されているものへの迫害・加害は、愛するものを少なからず持つ私にとって他人事ではないのです。 実は、私は猫が嫌いです。その原因は、少年期に飼っていた九官鳥を近所の飼い猫に殺された事があるからです。 ペットの放し飼いは近所の迷惑になる事が多いのですが、愛猫家にその認識が薄いですね。 だけど、ペットを殺された者の経験で言うと、ボウガンで撃たれた猫の飼い主にとってはとても悲しいことなのです。 私にとっては嫌な存在である猫ではありますが、それを愛する人にとってはかけがえの無いものなのです。 ボウガンで撃つことの出来る人は、自分以外の生命を愛したことが無いのでしょうね。

■2001/02/02
今年の成人式も方々で荒れたようですが、若者の行儀の悪さは今に始まった訳でもありますまい。 @林檎郎が学生時分の二十数年前だって、若者は常に反抗的で行儀も悪かった。 今の若者にだって真面目な人は多いし、目立ちたがり屋は昔も居たものです。 ただ、今ほどレベルの低い人が目立たなかった感はありますね。 腕力に長けた者は割と硬派なので、目立つ事自体を軽蔑していましたし、 目立ちたがり屋は軽薄で非力な者が多かったから、周囲に脅威を及ぼす存在ではありませんでした。 若者の価値観が「目立つ事」に向く事は、今も昔も変わりませんが、安易な目立ち方にはダンディズムが無いという、暗黙の常識があったように思います。 たぶん、今でもそうでしょう。成人式などで騒いだ連中は、可能性を磨かず怠惰に青春を過ごして責任を転嫁したがっているみっともない人たちですね。 「恥」を知らないのが哀れです。知らないから、馬鹿にされたと思い更に怒ります。 いつの日か、そんな若気の至りを恥じる日が来れば、その人は成長したことになりますが、私ぐらいの歳になっても直っていない方を多く見かけます。