白黒つける必要無し

Youtubeの字幕機能による翻訳に頼る身なので、完璧にこの動画のニュアンスを理解できてはいないけれど、「イエスが青い目の金髪ハンサム白人」なのは、キリスト教白人信者がイエスをそう見たいからだという主張には共感できる。
この内容でも削除されないところに、米国の人種差別問題に対する発言の自由を担保する民主主義、そして運営するGoogleのバランス感覚を感じる。(この動画の「Good」と「Bad」の評価が、拮抗している点が興味深い)
マリアは売春婦でも不貞な女性でもなかったのに、夫の子ではない私生児としてイエスを産んでいるので、当時の環境からローマ帝国の下級兵士に強姦されて身籠った可能性があり、ローマ帝国下級兵士にはゲルマン諸民族が紛れ込んでいた可能性もあるから、「青い目の金髪」ではないとも言い切れない。
ともあれ、「白」が光や善を表し、対極に「黒」があるという宗教的価値観と肌の色を結びつけるのは不当であり、「そもそもイエスだって白人じゃないじゃん」と言いたくなるのも解る。