期待できる人口ピラミッド

10代の人口が35歳以上の人口を上回った場合、内戦が起こる可能性が非常に高いという研究結果がある。
これは、イラクの内戦傾向を分析するなかで得た、米軍の研究結果らしい。
人口構成比と内戦の因果関係が納得できないのでマユツバネタとして扱うけれど、内戦が絶えないイラクと南スーダンの人口ピラミッドは確かにそうなっているし、日本は内戦を起こす元気も無い老人国だと解る。
まあ、因果関係の乏しい統計データと結果論を牽強付会しているに過ぎないネタではあるけれど、試みに国軍の暴力に国民の怒りが爆発しそうなミャンマーを見てみる。
老人医療が日本ほどではないと推察できるけれど、やや少子化とは言え、指導者的年齢層の厚みも程よく、健全な社会を築ける構成となっていて、イラクや南スーダンのように、国連軍を出しても成果を得られないとは考えにくい。
単純に人口ピラミッドだけで国の安定感を説明できるわけではないけれど、壮年層の人口の厚みは穏健な空気を醸し出しそうな期待感を招くので、国際社会が積極的に関わることで、すぐにでも良い国造りが出来そうだと呑気に考えてみた。