袴田外科医院の思い出

元プロ野球選手のYoutubeで一番人気かも知れない「里崎チャンネル」は、アシスタントのフリーアナウンサー袴田彩会(はかまだあやえ)さんのキャラクターが大きく貢献していると思うのだけれど、この人の実家が静岡市の袴田外科医院らしい。
実はずっと昔、僕はこの病院に入院していたことがある。
彩会さんは30歳らしいので、彼女が生まれるよりもずっと前、たぶん彼女の祖父である袴田先生に僕は執刀してもらったのだ。
当時の袴田外科は静岡市では「痔の名医」として有名だった。
僕の痔はなかなかの重症だったそうで、当時僕より先に手術した青木さんというサーファーのイボ痔がそこそこ大きくナースたちを驚かせたそうだけど、僕のはそれを更に上回っていたらしく、入院中は青木さんが「皇帝ベッケンバウアー」、僕は「神様ペレ」とナースたちから誂われていた。
なにしろ下半身の手術なので全部見られているし、術後も座薬を入れてもらったりするので、ナースたちにはすっかり身体を支配されている感じだった。
夜中に宿直のナースが見回りに来る時には何故かトキメイてしまって、術後はT字帯というガーゼの越中ふんどしみたいなものを下着の代わりに着けているんだけど、僕の若いジュニアはなかなかその中に収まりきれなくて困ったものだった。