2021年の千葉ロッテマリーンズ

51年ぶりのマジック点灯という出来事があった2021年シーズンの千葉ロッテマリーンズは、結局シーズン2位でペナントレースを終了し、クライマックスシリースでは、ファーストステージで楽天ゴールデンイーグルスを1勝1分を退けたものの、ファイナルステージではオリックス・バファローズに3敗1分(バファローズの優勝アドバンテージ1敗含む)で敗れた。終盤に中心選手のマーティンが自打球を足の甲に当て骨折してからは、攻撃力と外野(ライト)守備力が損なわれてチームは勢いを失ったという印象だった。
荻野と中村が1年を通してチームを引っ張ったけれど、期待した安田・藤原・山口という若手がいまひとつ伸び悩み、頼りにしていた角中の衰えが顕著となった1年だった。岡のサヨナラホームラン(ヒロミナイト)やエチェバリアの好守など、のちにマリーンズファンの伝説になる出来事もあった。
開幕5連敗で始まったシーズンの、初勝利を祝った時から始めた応援絵日記を、結局最終戦まで続ける事が出来たのも、ハラハラ・ドキドキの多い楽しいシーズンだったからだ。コロナ禍によって変則的なルールで開催された2年めのシーズンだったけれど、千葉ロッテマリーンズは健闘したと言える。