死中に活を求む

死中に活を求むとは、絶望的な状況において、敢えて冒険的手段を用い状況の打開を図るという意味だけど、日本の歴史上でこの言葉が現れた事例は、大概が「やけくそ」か「自暴自棄」としか思えないものばかりだ。熟慮の末ではなく、絶望して思考停止した者がこの言葉を口にする。要注意ワードである。
近世では、昭和天皇のポツダム宣言受託の聖断ぐらいしか、死中に活を求めて成功した例が無いな。