幼稚な妄想 毎日オリオンズ復活😁

20XX年、この年の全国高等学校野球選手権大会の出場校は、すべて私立となった。
高校無償化政策で、推薦特待でなくても私立進学の経済的負担が軽減され、中学時代に無名だった選手が強豪私立に集中して急成長するケースが増えたためであった。
春の選抜大会も同様となった状況は数年続き、「甲子園に行くには私立高校」というのが球児の常識となっていった。
この不均衡を問題視した国会での追求を受け、文科省の指導により春の選抜大会で「出場の半数は公立」という枠が設置されたが、公立校はすべて初戦敗退という結果となり、この施策は無意味という評価を受ける。
そこで政府は春の甲子園は公立校大会、夏の甲子園は私立校大会という施策を強行することにしたのだが、販売部数の減少に苦しむ毎日新聞が、大会のレベル低下を理由に猛反対する。
いっぽう、高野連は公立校の甲子園出場の機会が増えるとして賛成にまわり毎日新聞と対立し、その間隙を突くように読売新聞が接近してきた。
結果として春のセンバツは読売新聞主催で公立高校の大会、ということになったのだが、公正取引委員会の勧告を受けて、読売新聞はプロ野球の利権を手放すことになった。
この結果、読売ジャイアンツは毎日オリオンズと改名するに至ったのであった…
なんじゃこりゃ。