聖徳太子二王子像

この衣装の袖がどうなっているのか、とても謎である。 作画するにあたって唐服もどきにしてみたけれど、あの大量の布を巻き込んでいるような袖の表現は度を越えた「テキトーさ」だと、あらためて感心する。

綺麗な描線のための作画方法

2018年に液晶ペンタブレットを購入して、新しい自分の画風の方向性として「描線を使わないこと」にしたのは、タブレットが滑るので、紙の上のように綺麗にカーブが描けなかったことがキッカケだった。 ボヤッとしたタッチにしたかっ … “綺麗な描線のための作画方法”の続きを読む

リトルメジャー、ビッグマイナー

大昔の話ですが、発行部数の多い漫画雑誌で、連載は持てず読み切り作品ばかりの漫画家を「リトルメジャー」と呼んでいました。大衆の目に触れる機会を得ているので、当時の僕たち漫画家志望者は、羨望と嫉妬を込めてそう呼んでいました。 … “リトルメジャー、ビッグマイナー”の続きを読む

月刊漫画誌「ガロ」

僕はかつて、ガロという月刊漫画誌を時々購入していた。今も手元に残っているのは、1988年1月号だけである。この年の12月に僕は結婚して新居に引っ越したので、漫画も書籍も大部分はその時に処分して今は残っていない。この1冊だ … “月刊漫画誌「ガロ」”の続きを読む

ポスタリゼーションの作家たち

大瀧詠一さんのレコードジャケットで一躍人気イラストレーターとなった永井博さん、山下達郎さんのレコードジャケットで有名な鈴木英人さん、そしてビッグコミック賞を獲って世に出たわたせせいぞうさんは、1980年代を代表するイラス … “ポスタリゼーションの作家たち”の続きを読む