聖徳太子二王子像
この衣装の袖がどうなっているのか、とても謎である。 作画するにあたって唐服もどきにしてみたけれど、あの大量の布を巻き込んでいるような袖の表現は度を越えた「テキトーさ」だと、あらためて感心する。
この衣装の袖がどうなっているのか、とても謎である。 作画するにあたって唐服もどきにしてみたけれど、あの大量の布を巻き込んでいるような袖の表現は度を越えた「テキトーさ」だと、あらためて感心する。
母がまだ生きていた頃、毎週日曜日になると「野に咲く、が始まる」と言ってテレビのチャンネルを動かしていた。芦屋雁之助の「裸の大将」を観るためである。 「裸の大将」こと山下清画伯は、知的障害のある放浪画家として有名な存在だっ … “野に咲く花のように”の続きを読む
デジタル作画を始めてみて、一番魅力的に思えたのは、作画したキャラクターを素材化して再利用できる、というところだった。 この世に1枚しか存在しない絵画を作るという価値観とは相容れないだろうけれど、そういう価値観の世界には既 … “オブジェクト指向作画”の続きを読む
ギャグ調の作品は、白いバックでくっきり見せたほうが良いかな。 リアルタッチの場合はちょっと画面を暗くするほうが、色がしつこくなくなって良さげな気がした。
2018年に液晶ペンタブレットを購入して、新しい自分の画風の方向性として「描線を使わないこと」にしたのは、タブレットが滑るので、紙の上のように綺麗にカーブが描けなかったことがキッカケだった。 ボヤッとしたタッチにしたかっ … “綺麗な描線のための作画方法”の続きを読む
時計回りにも、反時計回りにも見えるという、錯視アニメとして有名なこれ。 最初は時計回りだけど、漫然と眺めていると反時計回りに見え始めたりする。 何か仕掛けがあるのかと解析してみたけど、時計回りに1回転する34コマの画像し … “錯視アニメ解析”の続きを読む
大昔の話ですが、発行部数の多い漫画雑誌で、連載は持てず読み切り作品ばかりの漫画家を「リトルメジャー」と呼んでいました。大衆の目に触れる機会を得ているので、当時の僕たち漫画家志望者は、羨望と嫉妬を込めてそう呼んでいました。 … “リトルメジャー、ビッグマイナー”の続きを読む
デザインというと、製作者は自分の個性と特異性を反映させたいと考えるものだけれど、企業やブランドのロゴデザインの鉄則には「業態スケール感の表現」というものがあるそうで、品位を重んじたり敢えて通俗性を強調したりと、業種を考え … “ロゴのデザイン”の続きを読む
僕はかつて、ガロという月刊漫画誌を時々購入していた。今も手元に残っているのは、1988年1月号だけである。この年の12月に僕は結婚して新居に引っ越したので、漫画も書籍も大部分はその時に処分して今は残っていない。この1冊だ … “月刊漫画誌「ガロ」”の続きを読む
大瀧詠一さんのレコードジャケットで一躍人気イラストレーターとなった永井博さん、山下達郎さんのレコードジャケットで有名な鈴木英人さん、そしてビッグコミック賞を獲って世に出たわたせせいぞうさんは、1980年代を代表するイラス … “ポスタリゼーションの作家たち”の続きを読む