民間ファシズムの根付く国
ドラマや映画で、太平洋戦争当時の日本では英語が「敵性語」として使用を制限されていたという描写があるけれど、当時そういう法律や布告があった訳でもなく、政府や軍部の書類では英語の使用は制限されていなかった。対英米戦争が始まり … “民間ファシズムの根付く国”の続きを読む
ドラマや映画で、太平洋戦争当時の日本では英語が「敵性語」として使用を制限されていたという描写があるけれど、当時そういう法律や布告があった訳でもなく、政府や軍部の書類では英語の使用は制限されていなかった。対英米戦争が始まり … “民間ファシズムの根付く国”の続きを読む
旧制高校や旧制中学の時代にも、義侠心を尊び徒党を組む若者たちは居て、浪曲などで美化された博徒の言葉を真似たり、弊衣破帽で肩で風切り度胸を競う者も居たけれど、現在の「体育会系」に比べるとリベラルな感じがする。 敗戦後に復学 … “体育会系という文化”の続きを読む
中曾根康弘という政治家には「政界の風見鶏」という異名もあり、ロッキード事件では側近の佐藤代議士が逮捕されたのに自身は訴追を免れ、“塀の上を歩いて内側に落ちたのが田中角栄、外側に落ちたのが中曽根”と揶揄されたように、ダーテ … “「好き」と「嫌い」/主観と客観”の続きを読む
人の魂の瑕疵を修復するために、魂は輪廻転生を繰り返すものであると仮定して、魂の瑕疵とは何か。敢えて言うならば「劣等感」ではないだろうか。嫉妬や羨望、自己肯定の乏しさだけが「劣等感」ではない。「他者に対する優越感」「他者に … “魂の瑕疵について”の続きを読む
僕はずっと「自己肯定感」を求めて、いまだ満足に至らない。これについて反省してみる。僕は他者からの承認体験に乏しいのか。否。黎明期のインターネットでは専門誌に何度か採り上げられ、付録CDにも収録された。仕事でもいくつかの集 … “自己肯定感を得られない理由”の続きを読む
女性用の刑務所よりも男性用の刑務所のほうがずっと多いので、刑法犯は圧倒的に男性が多いのだろう。だから「犯罪者」という人物像をイメージした時に男性を思い浮かべるのは、経験則として自然な発想だと思う。だからと言って、男性すな … “差別と経験則”の続きを読む
「神」は存在するのか。 「神」が不在だとしても、それを証明することは難しい。しかし、神の効力が存在しないことは学術の進歩によって明らかとなり、教育によって広まっている。本来なら人類史の中で、「神」とは廃れてもおかしくない … “「信仰」とは人類の慢性疾患”の続きを読む
新型コロナウィルスの感染拡大を抑えるために「緊急事態宣言」が政府から出され、各都道府県では様々な自粛要請をおこなっている。その自粛要請は命令ではなく要請であるがために刑罰が無く、従わない者を公的には取り締まれない。代わっ … “非負担者不受益という課題”の続きを読む
前回の「宗教は善意の詐欺か」で採り上げた、キリスト教福音派と論戦を交えた人の感想に、「大抵の相手はあまりにも善人で(進化論攻撃以外では)ぼくよりもずっと高潔な人で、矛先が鈍る」とあった。僕の関心は、キリスト教福音派の人た … “ひきつづき偽善についての考察”の続きを読む
彼は詐欺師であるが、富豪しか狙わない。彼の詐欺は必ず成功し、巨万の富を富豪から奪うが、富豪が富豪であり続けることを損なうほどの富は奪わない。しかも富を奪われた富豪も、その代わりとして経済的な力では手に入らないものを得るの … “宗教は善意の詐欺か”の続きを読む