月刊漫画誌「ガロ」

僕はかつて、ガロという月刊漫画誌を時々購入していた。今も手元に残っているのは、1988年1月号だけである。この年の12月に僕は結婚して新居に引っ越したので、漫画も書籍も大部分はその時に処分して今は残っていない。この1冊だ … “月刊漫画誌「ガロ」”の続きを読む

民主主義はバトル・ロイヤルなのか

バトル・ロイヤルはプロレスの試合形式であり、多数のレスラーによる駆け引きが妙味である。 ルールは主催団体によって多様だけれど、僕が少年時代に楽しんでいた日本のものは、最初から参加レスラー全員がリングに上がって開始され、多 … “民主主義はバトル・ロイヤルなのか”の続きを読む

民間ファシズムの根付く国

ドラマや映画で、太平洋戦争当時の日本では英語が「敵性語」として使用を制限されていたという描写があるけれど、当時そういう法律や布告があった訳でもなく、政府や軍部の書類では英語の使用は制限されていなかった。対英米戦争が始まり … “民間ファシズムの根付く国”の続きを読む

ハイコンテクスト文化の喪失

文化人類学にはコミュニケーションスタイルで、ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化に分ける識別法がある。 「コンテクスト」とは「文脈・脈絡・前後関係」などの意味で使われることが多い単語だけれど、ここでは「コミュニケー … “ハイコンテクスト文化の喪失”の続きを読む

僕の先祖は「肉鰭類」

肉鰭類 は「にくきるい」と読む。「鰭」とはヒレのこと。 肉質のヒレを持つ脊椎動物のことで、四肢動物は肉鰭類から進化したと考えられているんだって、知らんけど。(←大阪人の真似w) 恐竜って爬虫類だと思っていたんだけど、その … “僕の先祖は「肉鰭類」”の続きを読む

ポスタリゼーションの作家たち

大瀧詠一さんのレコードジャケットで一躍人気イラストレーターとなった永井博さん、山下達郎さんのレコードジャケットで有名な鈴木英人さん、そしてビッグコミック賞を獲って世に出たわたせせいぞうさんは、1980年代を代表するイラス … “ポスタリゼーションの作家たち”の続きを読む

インターネット恐怖症

高校時代の友人が「インターネット恐怖症」になっている。 隣人やプロバイダの技術者からオンラインで悪戯されたと言っているのだけれど、オンラインで他人のシステムに侵入できる技術がある者は、同時に侵入を察知されない技術も持って … “インターネット恐怖症”の続きを読む