漫画における解剖学的デッサン力
パリのオルセー美術館にあるギュスターヴ・クールベ作「世界の起源」は、写実主義の大家が女性器を描き長い間賛否が問われてきた問題作だけれど、その前で女性芸術家が自らの陰部を露わにするパフォーマンスを見せたのは、もう4年以上前 … “漫画における解剖学的デッサン力”の続きを読む
パリのオルセー美術館にあるギュスターヴ・クールベ作「世界の起源」は、写実主義の大家が女性器を描き長い間賛否が問われてきた問題作だけれど、その前で女性芸術家が自らの陰部を露わにするパフォーマンスを見せたのは、もう4年以上前 … “漫画における解剖学的デッサン力”の続きを読む
岬とおるの死を知ってから、初めての彼の命日である。 過去13回の命日を、僕は彼の死を知らずに過ごしてきた。 仕方が無いと解っていても、生きている間にもう一度、逢っておきたかったという後悔は拭えない。 今夜は彼の遺作に彩色 … “岬とおるの命日”の続きを読む
アメリカンコミックは厳しい締め切りの下で、ライター(原作)、ペンシラー(下書き)、インカー(ペン入れ)、レタラー(文字)、カラリスト(彩色)、エディター(編集)から構成されるチームによって制作され、作品の大筋は出版社によ … “オルタナティヴ・コミック”の続きを読む
7月28日、台風12号が接近中の静岡市に赴き、相沢先輩との再会を果たした。 おもちゃデザイナーとして、育児評論家として活躍を続けている先輩であるが、実に35年ぶりに会うことができた。 かつて僕が憧れた、先輩特有の「尖らな … “相沢先輩と35年ぶりに再会”の続きを読む
6月10日は永島慎二先生の命日である。 先生の代表作は一般に「漫画家残酷物語」だとされているようだけれど、僕にとっては「若者たち」だ。 1974年にこの作品がNHK名古屋でドラマ化される際に、1966年にフジテレビが放送 … “黄色い涙”の続きを読む
岬とおるが既に亡くなっていたという事実は、僕のささやかなお絵描き人生における最大事件だった。 外国に去っていったというのなら、現代はなんらかの通信手段でコンタクトできる。 しかし、黄泉に逝ってしまったのでは、もうどうしよ … “岬とおる関連の作画”の続きを読む
梅雨入りし、長期予報でも雨模様の中で唯一の晴れの休日だった昨日、岬とおるの墓に二度目の墓参。 最初の墓参から約一か月ぶりだったけれど、家族が死に絶えた彼の墓は思ったとおり汚れていた。 軽く清掃をして花を供え香華を手向ける … “岬とおるの墓に再び”の続きを読む
このサイトの復活に際し、昔懐かしいBBSを設置してみたけれど、荒らされてしまったので撤去しました。 ある程度の予測はしていたけれど、昔のセキュリティの仕組みでは現在に通用しませんな。 投稿されることも滅多になかったので実 … “BBS撤去”の続きを読む
1973年の夏、当時高校1年生だった僕と岬とおるは、四谷公会堂で開催された「第2回漫画大会」に参加した。 この漫画大会は内部分裂ののち、コミックマーケットに発展し同人誌文化の担い手となったものだけれど、当時も既に同人誌の … “「あぴいる」と「ぱんぷきん」”の続きを読む
数日後に岬とおるの墓をお参りする。 もっと彼の作画を見たかったな。 技術的に巧い人は大学の漫研や同人雑誌にもたくさん居た。 でも、ヤツの才能に匹敵するセンスには、お目にかかったことが無い。 【追記】 5月4日に岬とおるの … “孤高の才能”の続きを読む