出演者から麻薬取締法違反で逮捕者が出てしまった東映配給の映画「麻雀放浪記2020」が、そのまま公開されることになった。
いっぽうで、同じ役者の出演していたNHKの朝ドラや大河は、NHKオンデマンドでの配信が中止されている。

犯罪者の家族が社会から苛められる構図と似てるな。
犯罪者を産んだ親や一緒に育った兄弟、結婚し共に暮らす伴侶や子どもたちが、たとえ犯罪と無関係であっても責め苛まれるのは痛ましい。

例えば一部の野球部員が不祥事を犯したら甲子園を目指す県大会を辞退したりする、あの「連座制」思想と同じかな。
「連座制」の範囲は、いったい誰が決めるのだろう。
被害の及ばない野次馬の圧力なんだろうか。
高校野球の野球部員が不祥事を起こしたら、その年の甲子園大会を中止するぐらいに「連座制」を拡げてみれば、社会は「連座制」の愚かさに気づくだろうか。
問題を起こした部員以外は試合に出してあげればいいのに、と思うのだけれど、なんで野球部全員が罰を受けるのだろう。
犯罪や不祥事を起こして議員辞職したり離党した議員が出ても、その議員が賛成した法案を廃案にしたり、成立した法律を停止したりしないのにね。

人は失敗をするものだし、時としてそれを償わなければいけないものだけれど、その失敗に連座させて他の人までも、悲しい思いや悔しい思いをさせちゃいけないと思う。
僕も、もっと若い時から寛容さを持っていたら、と後悔することが多いから、今回のピエール瀧の件でつくづく思ったんだ。