田中龍作というジャーナリストを知る

小泉進次郎氏への不躾な質問で注目されたフリーランスジャーナリストの田中龍作氏。翻訳家の妻に養われながら、自由な報道活動を続けるこの人の素性は謎に包まれている。 ここの記事から受ける印象では、僕と同世代か少し年長の左翼学生 … “田中龍作というジャーナリストを知る”の続きを読む

プラトン著「クリトン」

プラトンが著した「クリトン」の邦訳があったので読んでみた。 死刑執行が近づいたソクラテスに、親友のクリトンが獄舎を訪れ逃亡を勧める。 看守は買収可能であり、アテネから逃亡したあとの生活の保障も準備できているとクリトンは告 … “プラトン著「クリトン」”の続きを読む

言語化し整理し公開する行為

このブログは2017年12月9日の記事を最後に更新されていない。 最後の記事は「苦しみから逃れるということ」と「本当の幸せとは何か」という題名の文章となっている。このブログの筆者は統合失調症に罹患したことを認め、思考障害 … “言語化し整理し公開する行為”の続きを読む

結構仮面は誰でしょう

「結構」とは、もともと「構造」という名詞であり、動詞としては「作り上げる」という意味だった。 転じて「作り上げられている」「完成度が高い」「出来栄えが良い」という肯定的な形容詞となった。 いっぽうで一般的に「結構です」と … “結構仮面は誰でしょう”の続きを読む

共感装置としてのインターネット

ジャニー喜多川氏の未成年者に対する性虐待問題から端を発し、メディアに対する脅迫(所属芸能人の出演拒否など)で人気寡占をすすめてきたジャニーズ事務所の権力構造が暴かれたのはエポックメイキングな出来事だった。 西武ライオンズ … “共感装置としてのインターネット”の続きを読む

「暗示」と「象徴」

絵画や音楽などは特にそうだと思うけど、アートの本質は「暗示」と「象徴」なのだと思う。 僕たちはとかく、作った人間の人格とか生活から作品の意図を探ろうとするけれど、例えばベートーヴェンだったら「自分の人生とは切り離して聴い … “「暗示」と「象徴」”の続きを読む

戦争は勝者の論理で飾られる

論介(ノンゲ)は豊臣秀吉による一度目の朝鮮出兵(文禄の役)で、秀吉軍が捕虜とした朝鮮婦女子を侍らせて戦勝の祝宴を開いている際に、酒に酔った日本の武将を誘惑して崖に誘い出し、武将を道連れに飛び降りて亡くなった。亡くなった場 … “戦争は勝者の論理で飾られる”の続きを読む