戦争は勝者の論理で飾られる
論介(ノンゲ)は豊臣秀吉による一度目の朝鮮出兵(文禄の役)で、秀吉軍が捕虜とした朝鮮婦女子を侍らせて戦勝の祝宴を開いている際に、酒に酔った日本の武将を誘惑して崖に誘い出し、武将を道連れに飛び降りて亡くなった。亡くなった場 … “戦争は勝者の論理で飾られる”の続きを読む
論介(ノンゲ)は豊臣秀吉による一度目の朝鮮出兵(文禄の役)で、秀吉軍が捕虜とした朝鮮婦女子を侍らせて戦勝の祝宴を開いている際に、酒に酔った日本の武将を誘惑して崖に誘い出し、武将を道連れに飛び降りて亡くなった。亡くなった場 … “戦争は勝者の論理で飾られる”の続きを読む
大阪大学社会経済研究所がおこなった実験結果から飛躍した推論をしてみると、日本人はどうやら、公共財を作ろうとする時に自らの労力や投資を惜しみ公共の利益だけをチャッカリ得ようとする狡猾な者を許すまじ、ということに力を注ぐ傾向 … “《みんな》という第三者的集合体”の続きを読む
今日もパレスチナガザ地区で、イスラエルがパレスチナ人を殺している。 痛ましいことだけど、百歩譲ってイスラエルにはイスラエルの「道理」があるのだろうと調べてみたところ、『ヨシュア記』があった。 『ヨシュア記』とは、モーセの … “ヨシュア記が示すイスラエルの正体”の続きを読む
「武士道と云うは死ぬことと見つけたり」という言葉の本意は「日々を人生最後の日と考えて、誠実に潔く生きるべし」という諭言だと僕は捉えているのだけれど、いっぽうで「死ぬ覚悟によって行動が美化される」という誤った価値観を産み、 … “自爆テロは特攻精神か?”の続きを読む
BBCによる「外圧」によって顕在化することとなったジャニーズ性加害問題。 ジャニーズ事務所の社長でありタレント発掘と育成の鬼才であったジャニー喜多川氏が、自らの立場を利用して幼若なタレントたちに男色相手を強いてきたという … “ジャニーズ性加害問題と儒教文化”の続きを読む
三島由紀夫は徴兵制に反対していた。祖国防衛は国民の崇高な権利であり、それを強制するのは国民の崇高な権利を冒涜していると言う。国防の大切さを訴え続けた作家だけど、同時に不純な精神の者が関わることを排除し、国防を金づるにする … “「愛国心」という言葉”の続きを読む
人間の行動原理は感情が支配するものだから、印象が人類を支配し、情報化社会では印象操作が大きな戦略的武器である。 韓国の対日戦略として大きな成果を挙げているのは、日本人に韓流文化ファンを増やしているエンタメ分野であり、逆に … “韓国自身が自らの足を引っ張るもの”の続きを読む
功利主義の唱える「最大多数の最大幸福」とは、社会全体の幸福(正の価値)の総和を増大することを目指すことだけれど、いっぽうで社会の幸福の量は有限であるとも考えている。 であるならば、社会全体の幸福の総量は不変であり、その偏 … “最大多数の最大幸福”の続きを読む
子供の頃、生活態度や習慣について「ちゃんとしないさい」とよく言われたものだ。「ちゃんと」って何なのさ、と子供の頃に思っていたし、今でも思い出す機会がある。国際ニュースを読む時にしばしば、日本やドイツとかシンガポールは「ち … “「自由」の優先順位”の続きを読む
人は作品を鑑賞するとき、その作品の解釈をその作品を生み出した作者に求めがちである。そこには、「作品を鑑賞するということは、作者の意図を正確に理解することである」という考え方があるのだ。その考え方を否定はしないけれど、「作 … “鑑賞を補完する夾雑物”の続きを読む