ヨシュア記が示すイスラエルの正体

今日もパレスチナガザ地区で、イスラエルがパレスチナ人を殺している。
痛ましいことだけど、百歩譲ってイスラエルにはイスラエルの「道理」があるのだろうと調べてみたところ、『ヨシュア記』があった。
『ヨシュア記』とは、モーセの後継者ヨシュアが神に命じられてイスラエル民族を率い、ヨルダン川を渡り先住民を皆殺しにして約束の地カナンを征服した時の伝記であり、ユダヤ教の預言書のひとつである。
「主の言葉に従い、イスラエルの民が契約の箱を担いで7日間城壁の周りを廻り、角笛を吹くと、その巨大なエリコの城壁が崩れた」というエリコ攻囲伝説だけど、ヨシュアたちの攻撃よりずっと以前にエリコの城壁は廃墟となっていたことが考古学調査で判明している。ヨシュア記では勇敢な戦争であったような記述になっているけれど、実態は平和に暮らす原住民部落を襲撃して一方的に殺戮していったのだろう。
つまり、今も昔もイスラエルは同じことをしているのであり、これは彼らの信じる神の命令(預言)なのだ。
「君たちにくれてやった土地に他の部族が住んでたら、遠慮なく皆殺しにしちゃってね~♪」と神から命じられている、それがイスラエルの道理なのであった。
このように調べてみると、ユダヤ教とは恐ろしい宗教だな。ヒトラーがユダヤ人を撲滅しようとしたり、日本人過激派がテルアビブ空港で大量無差別テロ事件を起こしたりしたことを、許されないことだとは思いつつも、ユダヤ人に全幅の同情を寄せる気にはならない。