自己肯定感を得られない理由

僕はずっと「自己肯定感」を求めて、いまだ満足に至らない。これについて反省してみる。僕は他者からの承認体験に乏しいのか。否。黎明期のインターネットでは専門誌に何度か採り上げられ、付録CDにも収録された。仕事でもいくつかの集客策でヒットを飛ばし、納入業者の出している冊子でも採り上げられた。他者承認の経験はけっして少なくない。なのに自己肯定が満たされないのは何故か。
そこを考察していって気づいたのは、僕が克服したいのは少年期からずっと心の奥底にある自己嫌悪なのだということ。他者に「成果」をどれほど認められても、僕は「好感度」の高い人間をずっと嫉妬してきて、今もまだそのままだ。

「上手い」とか「凄い」と褒められても、「好きだ」とは言ってもらえない。

僕がほんとうに欲しかったもの。自己嫌悪を払拭できる他者からの好意・好感を体感できずにいる。
これは努力や技術では如何ともし難い。努力によって得た「好感度」では、お金で買った幸福感のように虚しく、自己嫌悪を増幅するだけだろう。