2003/06/03-2003/07/09

「おお!XOOPS」の巻
Date: 2003-07-09 (Wed)
GOODKEY管理人を虜にして、サーバ管理をおろそかにさせるXOOPS!
そんなにいいのか?と思い、ほとんど休眠中の本家サイトに導入してみました。
これが、面白いんですわ…。
まだよく解ってないのですが、いろいろイジクリ回していると、飽きません。
サーバ管理者がサーバ管理を忘れるように、我輩はWEB紙芝居作りを忘れてます。ヽ( ̄▽ ̄)ノな~んちゃって♪

「比較テスト」の巻
Date: 2003-06-28 (Sat)
Windows環境の素晴らしさってのは、OSのせいじゃなくてintelプロセッサの処理速度ですね。
この点ではMacは大きく差をつけられていました。
激重のAdobe社製アプリを使っているユーザーは、OSとしてはMacを選びたいものの、アプリの処理速度でWindowsを使っている人も多いでしょう。
今回、AppleがPowerMac G5を発表したことにより、最先端マシンでの処理速度でWindowsに遅れをとってきた歴史が終わる見込みです。
しかし、この「世界最速のパーソナルコンピュータ」とAppleが胸を張るG5マシンに、ある疑惑が囁かれています。
intelマシンとのベンチマークテストが、Macに有利な設定であったという内容です。
まあ、企業競争ではありがちな話ですし、Appleだって聖人君子ではないので、その指摘も全く外してはいないと思いますよ。
しかし、intelマシンがもっと効率良く動く環境って、intelプロセッサに最適化された環境な訳で、今度はMacにとって不当に不利な条件でしょう。
アーキテクチャが違うのですから、公正なテスト自体、無理なんだと思いますけどね、素人考えでは。
同時に行われたPhotoshopを使うデモでは、PowerMac G5の方が相当軽く動いたようですから、ハード面での劣勢も少しは緩和するんでしょう。
まあ、OSもハードも供給しようという姿勢では、どんなに素晴らしいOSを作っても普及レベルは知れています。
ちょっと人気が出ると生産が間に合わなくなるんだもん。(;´д`)
G4マシンが廉価になる方が、我輩としてはありがたい。

 「食べていく」の巻
Date: 2003-06-26 (Thu)
学力不足により教師が免職させられたニュースを見た。
“資格”を重視するコンサバティブな国民性だから、“資格”の前に“能力”が沈黙するケースがままある。
名門大学出身というだけで能力も無く、自尊心だけが肥大化した者が追い込まれ自殺するのも、“学歴”や“資格”といった、一過性の能力検定の結果を普遍的に応用しようとする、社会システムの弊害だろう。
ゴルフやボウリングなど、プロテストが存在する職業スポーツでは、プロテスト合格時がピークで、後は上等なアマチュアと変わらないレベルの“プロ”が多くいる。
医者や弁護士、教師など、資格で食べていける職業についても、5年毎に更新試験を課すぐらいでなければ、消費者を保護できまい。
そのかわり、資格取得をもっと簡単にすればいい。
入試が難関なわりに教育内容が空疎な日本の大学も同じだ。
「東大卒」だって、人生の一時期優秀であったことしか担保していない。
一時期の優劣で生涯が保証される制度そのものを替えていかないと、平等な社会は実現しないだろう。
漫画家やTVタレント、プロ野球選手やJリーガーは、“資格”で守られていないから正しい存在なのだ。
仕事が無い漫画家や芸人、球団から解雇されたプレーヤーは、自称“プロ”でしかない。
“食べていく”とは本来そういうことなのだ。

「デフレは老害」の巻
Date: 2003-06-22 (Sun)
商品の価格決定で大きな要素を占めているのが、購買層の若年化(=貧化)である。
必要最低限のインフラが出揃っている現状では、特殊なケースを除いて、新たなニーズは概ね若年層に偏っている。
彼等の購買力を勘案すると、価格を抑える必要があり、更に販売競争で値引きやサービス付加が必要不可欠となるので、充分な利益を取れず資金の回転は鈍り、経済成長は鈍化することになる。
では高齢向け商品の開発をすれば良い、と言うのは簡単だけれども、高齢になればなるほど生活様式が固定化されており、精神的にも保守化しているので、そこに新たなニーズを創成することは極めて困難なのが実情だ。
更に問題の元凶は、高齢者の一部にだけ富が偏在している現状だろう。
国民の総資産のうち高齢者が所有している割合は極めて高いのだけれど、その実態は手放すことの出来ない不動産であり、実質的な資金力は限られた一部の富裕層に集束している。
コイズミ政権は税制等の緩和で、富裕層の消費拡大を促進する方向を目指しているようだけれど、勤勉倹約により国家を築き支えてきたこれらの年代には通用しない。
老いてもなお富の増産しか念頭に無い、働き蟻のような人たちに富が集中しているので、貧者が消費し富者が蓄財する図式を払拭できない。
極端なことを言えば、年金受給年齢に達した者の10億以上の資産を強制的に国庫に入れてしまうような、富を取り上げて偏在を解消するようなシステムを導入しなければならないだろう。
そうすれば、取り上げられる前に消費しようとするだろうから、資産の生前相続や文化的インフラの整備(病院や学校の設立/寄付)も増えるだろう。
生前相続の税制緩和とともに、資産保有のタイムリミットを設けて富裕老人が死蔵する必要以上の資力を解放しなければ、経済の停滞は解消できない。
経済が停滞して最も危険な状態に置かれるのは、潤沢な資金力の無い多くの高齢者であるのだから、高齢者保護のためにも、富の偏在を強制的に解消する仕組みが必要なのだ。
米国式の優勝劣敗システムは、勤勉倹約で質素を美徳とする我が国民性にはそぐわない。
10億円もあれば、余生を優雅に暮らすには充分だろう。
既に充分な資産を有しながら、老いてなお質素に暮らし蓄財するのは、国賊と呼ぶに値する。

「二次創作漫画サイトを考える」の巻
Date: 2003-06-17 (Tue)
GOODKEY.NETを去ったユーザーの中には、著作権に対する規約の強化から、移転を余儀なくされた人も少なくない。
管理人による、重箱の隅をつつくようなチェックとアカウント削除がつづいた経緯もあり、削除されるより移転を選択したのは当然だっただろう。
GOODKEY.NETがユーザーに義務付けているのは、要約すると以下の4点だと思う。
(1)アップロードする前に著作権者の許諾を得ること
(2)許諾を得ている旨をページに記載すること
(3)フリー素材を使用している場合は、その旨をページに記載すること
(4)著作権者が求める著作権表示は必ず記載すること
これはレンタルサーバとして、正しい姿勢だと評価できる。
(2)~(4)については、サイト制作者が留意すれば事足りるものだけれど、やはり(1)が難関だろう。
この難関を忌避してGOODKEY.NETを去ったサイトは多い。
そんなサイトの中に所謂二次創作サイトがあったので、これについて考えてみた。
WEB COMIC RANKINGに登録されているサイトの半数以上がこういう二次創作サイトであり、WEB文化として大きな勢力だと思うからである。

既存の商業作品(漫画/アニメ/ゲーム)のキャラクターを使って独自の表現を試みるサイトだから、キャラクターの意匠、環境設定が元となった作品から逸脱しては意味を持たない。

ディズニーは子供が描いたような稚拙な絵でも、複製権侵害で告発することも辞さない強い姿勢らしいけど、あの法外な版権料を支払うクライアントにしてみれば、それぐらい厳しくないと納得出来ない部分はある。
しかし、稚拙な複写が商業複製権を侵害して金銭的な被害を業者に与えているはずはないので、これは単なる噂であり、ことによるとこういう噂を広めることで違法複製に歯止めをかけようと云う商業戦略なのかも知れないし、複製許さずという強い姿勢を示すことでクライアントの信用を獲得し、複製権使用料の維持を図っているのかも知れない。

さて、WEBに多い二次創作漫画作品で、意匠的にオリジナルと見まがうほど精緻な複製は、殆ど見かけることは無いと思う。
大概は技術的に未熟で、オリジナルに似せる技量が不足しているのだけれど、一部のスキルが高い作家は、オリジナルを感じさせつつも独自のキャラクターを描いている。
これは、真似ているうちに生じた技術的進歩が、独創性を育んだと考えることが出来る。
つまり、二次創作漫画サイトは複製権侵害にも至らない未熟なものと、オリジナルとは異なる独創性に発展した高度なもののどちらかであるから、二次創作漫画が原作の著作権を侵害しているとは言えないと思う。
一方で漫画/アニメのファンサイトに使用されている画像は、違法コピーではない自分で描いたものであったとしても、独創性を排除した精緻な複製である場合が多く、複製権を侵害していると思われるものがある。

「アジテーションは必要悪」の巻
Date: 2003-06-14 (Sat)
WEB紙芝居「誤算」が完成したので、アップした。
休まず作り続けよう、と思う。

さて、某所掲示板で性懲りも無くMacOS Xを持ち上げたら、「WindowsもMacも使っているけど、Windowsの方が使いやすい」という横レスが入った。
掲示板に反論しても水掛論になり、所有者の迷惑になるので投稿はしないが、ここに思うところを書いておく。

それはそれでいいと思う。
両方使って選択するのが理想なのだから。
僕も会社ではWindowsである。
その結果、MacOS Xが良い、という意見なのだ。
ただ、「Appleが正義でMSが悪という図式が嫌い」と書かれたが、そんなことを書いたことはない。
少なくとも我が国のMacユーザーは「Macを愛していてもAppleJAPANは大嫌い」だと思うし、Apple本社にしてもMicrosoftにしても、どちらも貪欲な営利企業である。

Windowsを貶めてMacを持ち上げようとするのは、両者の認知度に圧倒的な差がある故に、過激なアジテーションが必要だと思うからである。
パーソナルコンピュータと言えばほとんどWindowsであるから、ユーザーの“慣れ”があるWindowsが断然有利である。
ちょっと触ったぐらいでは、従来のWindowsの方が使いやすいに決まっている。
しかし、Macがシェアの差ほどWindowsに劣っている訳ではないことを、本来Macの方が向いていると思われる初歩的ユーザーに訴求するためには、過激な表現が必要なのだ。
(あの掲示板の所有者は初心者ではないけれど、初歩的ユーザーの訪問頻度がそこそこ見込めるサイトだと思った。)

比べるのも変だけど、もしもGiantsとMarinesのどちらが魅力的なチームなのかがテーマになって、両方を見比べて判断した結果を発言するのならば文句の付けようも無い訳だけれど、テレビでGiantsばかりやっている状況で観客動員数も圧倒的な差があるから、Marinesファンの語りは自然と熱くなる。
そんな中で「どちらのチームの試合も観たけど、Giantsの方が面白い」などという発言がひとつでもあったら、その背景の圧倒的優位さが、Marines支持の発言を吹き飛ばしてしまうだろう。
Giantsがその人気ほど凄いチームではなく、Marinesがその人気の無さほど悪いチームではないとしても、だ。
だから、僕の価値観の中では「MarinesなんかよりもGiantsの方が素晴らしい」などと言ってはズルいのである。

何も知らず、自分で調べることをしない一般大衆は、認知度の高い方を選択するのが当然なのだから、認知度的に劣勢な方は、強いアジテーションが必要となる。
これは、かつて僕も関わったPNG普及活動についても言える。
先日「GIFのライセンス問題」について断定的な発言をする者を、無責任と責める発言を目にした。
確かに、GIFのライセンス問題は曖昧模糊としていたし、騒ぎ過ぎ、煽り過ぎの反省が生まれてきている。
だけど、PNGの性能を喧伝したところで、その性能を発揮する環境が一般に普及していないのだから、そんな中でPNGの普及を図るのならば、ライセンス問題しか無かっただろう。
性能が反映する環境が整えば、ほっておいても普及するからね。
その条件が整う前に敢えてPNGの普及を訴えるのならば、ここでもアジテーションが必要だった訳だ。
「黒」と言い切ってしまった者を現時点で裁くのは容易いが、実際にPNGユーザーを増やしたのは、「黒」と言い切った者たちだったと思うし、「GIFなんか焼き捨てろ」という運動だったと思う。
時として過激な煽りが有効な場合だってあるのだ。
特にある種の革命を目指すのならば。

「とりとめもなく」の巻
Date: 2003-06-12 (Thu)
製作中のWEB紙芝居にどうも身が入らなくて…。
作っているうちにアイデアが二転三転して、そのうえ暫くすると、どれもこれも面白くない。
才能が無いから仕方無いんだけどね。
でも、作り上げた時の達成感が味わいたくて、性懲りも無くまた始めた訳ですよ。
何かインスパイアされるものが無いかとネットを彷徨ってみても、近頃の掲示板ってのは、意味がよく解らなかったりする。
だいたい「萌え」とか「あぼーん」とか、全く意味不明な言葉が多くて、これが僕とは無縁な巨大掲示板の用語と知り、「2ちゃんねる用語の解説」などというサイトで暫しお勉強。
「藁た」なんてイージーな誤変換かと思っていたんだけど、「笑った」なのね。
隠語を交して「部外者ではない」という満足感を味わうのだろうけれど、「(w」が「(笑)」だとは知らなかった。
顔文字にしては、何を表現しているのか、何かが不足してはいないだろうか、なんてずっと考えていたんだ。
「モー娘。」を「もーこ」と読んじゃう人だからね。
ついていけないのは仕方が無いか。
無知な個人的意見は偏狭で過激だと叩かれちゃうし、世間話には入っていけないし、若い人たちの会話は意味が解らないし、あまり受けないけど作品をシコシコ作りつづけて、話しかけてくれる人を待つのが一番いいみたいだな…。
麻丘めぐみさんの「芽生え」を聞いて、胸に迫るものがあった。
歌そのものも好きなんだけど、あの歌が流行っていた頃の時代が好きだ。
自分が“青春”だったから、だろう。

「MNGの終焉?」の巻
Date: 2003-06-09 (Mon)
旧サイトでは「WEB紙芝居」をMNGで作成していた。
GIFは静止画像もアニメーションも出来るが、静止画像専用であるPNGはアニメーションが出来ない。
MNGとは、要するにPNGアニメーション(JPEGアニメも作れる:その場合はJNGという)なんだけどね。
古い規格のGIFアニメーションより高機能/高性能な仕様なんだけど、ボランティア団体が推進していた規格だからブラウザの対応も進まず、プラグインがブラウザにバンドルされることも無かった。
Mac環境ではMNGプラグインも存在しない…。

ブラウザにプラグインをバンドル(同梱)するには、かなりの資金が必要だから、企業に利益をもたらす規格でもないかぎり、それは無理な訳だ。
それでも、MozillaはMNGに対応しようとしていた。
IMGタグで貼付けたMNGをMozillaで閲覧できたんだけど、このたびMozillaがMNG/JNGのサポートをやめると発表された。
肥大化して鈍重になったMozillaは、シェイプアップを余儀なくされているのだけれど、ほとんど使われないMNG/JNGデコード機能も、リストラの対象になった訳だ。
結局、Internet Explorerがネイティブ対応しなかったのが大きい。
以前に某フォーラムで、「MNGは使いものにならない」と発言して叱責を浴びたけど、いくら機能面で“使いものになる”ものでも、一般ユーザーに使われるべき環境が整わない以上、あの時点でも“使いものにならない”で正解だったと思う。
このへんが、新しい規格に夢を追う技術者と、一般エンドユーザーの温度差なのだろう。
仕様としては可能性に満ちたMNGを、今後も研究していく人がいることは良いことだと思う。
しかしエンドユーザーである僕が、MNGを捨てSWFを選んだのは、時代の潮流だったと思う。
SWFがプラグインを必要とすることを悪く言う人もいるけれど、コンポーネント化という観点で考えると、プラグインを刷新すれば新しい技術に対応出来るのは、便利なんじゃないのかな。
SWFのプラグイン普及率は非常に高いから、言えることだけど。

「重症の便秘のようなもの」の巻
Date: 2003-06-07 (Sat)
6月4日が「虫歯予防デー」ということで、それにちなんだ作品を作ろうと始めたものの、モチベーションが維持できない。
便秘の時に直腸の出口付近を占拠している固いヤツのようなものが、創作意欲を塞いでいるみたいだ。
ともかく、出さないことには“通り”が良くならないので、この便秘の後に最初に出てくるヤツみたいな作品を作り上げよう。
そのためには浣腸剤の役目をしてくれる、誰かが必要なのだ。
何を甘えているのかって?
ここだけの話だが、我輩は甘えん坊なのである。
無論、これはトップシークレットではあるが…。( ̄b ̄) シーーッ!!

「まただよ…」の巻
Date: 2003-06-03 (Tue)
またまた、Windows XPのアップデートソフトに問題だって…。
なんでも、セキュリティ向上のためのアップデートを導入すると、インターネットに繋がらなくなるらしい。
そりゃ、ネットに繋がらなくしたら、セキュリティはバッチリだよね。
このアップデートファイルを削除すれば元に戻るらしいけど、XPの復元機能は不必要なものも復元しちゃうから、涙無くしては語れない状況だね。
この不具合を修正したアップデートを再度出すらしいけど、次は何が起こるのか、なんかワクワクします。
MacOS Xとは違った意味で、興味の尽きないOSですね。v(=∩_∩=) ブイブイ!!